ちき

世界にひとつのプレイブックのちきのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

心に傷を抱えた二人の少し変わったラブコメと、その抱えた傷から立ち直るというヒューマンドラマの両方の側面を持った温かい作品でした。

パットとティファニーのやり取りは普通のラブコメとは違いかなり歪なのが面白かったですね。
お互いの心の傷を抉りまくってぶつかりまくるけど、徐々に近づいていく距離がたまらんかった…
ティファニーがゴリゴリ論理的に詰めるのも面白かったww

また心に余裕が無い人の描写も結構リアルに感じました。
その点でブラットリークーパーの演技は中々にシリアスだったので、今作が軽くなりすぎなかったのかなと思いました。

デニーロ演じるお父さんも不器用ながら家族を大事に思ってる感じが良かったですし、家族は皆パットのことを心配してあげてるところに愛情感じまくりました。

クリスタッカーも最高でしたね。
登場するシーンは少ないんですけどとにかく明るく面白くて、素晴らしいキャラクターでした。

自分が囚われ続けた物から離れて前を向いて歩いて行く二人の姿は尊かったですね。
ちき

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