かりんちゃんのウマ

世界にひとつのプレイブックのかりんちゃんのウマのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最初はお話がとてもリアルでなんだか鬱々。でも、途中から希望が見えてきて、ラストのダンスシーンは最高。

夢あるストーリー、ぶっ飛んだストーリー、映画はいろんな可能性があるから、わたしはいつもイマジネーションを掻き立てられる。だから映画がだいすき。
明るくて美しいストーリーは、人間の理想でもあるから、大切にしていきたい。でも、自分が現実でクヨクヨと悩むときに、美しいストーリーは観ていて心打たないこともしばしば。そういうときには、この作品のようなテーマ、展開は元気がでるな〜って、観終わってふと思った。

主人公は、最初は何をやっても上手くいかない状態。病院は出られたけど、うつ病と診断され、自分はおかしくないのに、家族もどこか一線引いている。みんながおかしい、と自分の殻に籠ろうとしていたところを救ってくれるのが彼女でした。そこからこの映画は面白くなっていきます。

ときには、運命に従う、流れに身をまかせるということ、まさにこれに尽きる作品です。


補足:
観終わってもタイトルがピンとこなくて調べました。原題は、Silver Linings Playbook らしい。Silver Linings は人生に関する前向きな諺で、Playbook はアメフトの作戦みたいな意味らしい。邦題タイトルって難しいね〜