ようすけ

世界にひとつのプレイブックのようすけのレビュー・感想・評価

4.1
久々に見返してみたらすんごくいい映画だった。
中学生の僕にはジェニファー・ローレンスばかりに目がいってしまいましたが本当に良かった。

「プレイブック」はアメフトにおける戦術、フォーメーションの書いてある本のことを言う
原題は”Silver Linings Playbook”でsilver liningの意味は「逆境下における希望の光」を意味することわざ
この映画において戦術を用いたのはジェニファー・ローレンス演じるティファニーですな

この映画における主人公二人はどちらも精神病患者で非常にエキセントリックでありながら彼らのその病の原因の根本にあるものは自分たちにも共通するもの、つらい過去にどのように対峙するのかということ
主人公のパットは自分がかつてと違い正常で、落ち着きを取り戻したということをずっと主張し続ける(ニッキを追いかけている時点でどう考えても正常ではないのだけれど)
そんな目の前に自分が処方されている薬の話で意気投合したのがティファニーなのだがパットはしばらくの間彼女がいかれたやつで自分は彼女よりもまともだと言い続ける
彼のこの考えはやはり自分が見えていない、つまりは自分の妻に浮気をされたという過去に正面から対峙していないからだろう
そんな時に似た境遇下にあるティファニーと出会い、彼女を傷つけ、相手を慮ろうとする中で自然と自分と向き合うこととなっていく

全体がコメディ調でテンポもよく、終始楽しく見れ観終わった後にとても心地の良い、やっぱり最高に大好きな作品の一つでした

最近スコセッシ映画をたくさん見てるせいでブラッドリー・クーパーがブチキレてデ・ニーロと取っ組み合いをするシーンで主人公殺されるんじゃないかと終始ひやひやしてしたけど
ようすけ

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