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世界にひとつのプレイブックのnonのレビュー・感想・評価

3.8
前半、自身をコントロール出来なくて周囲を振り回す感じのブラッドリー・クーパー演じるパットにかなり苛々した。でも、原因を作ったのは浮気した元妻なんだよなと考えると可哀想で嫌いになれなかった。そしてこの家族、とても面白い。名優ロバート・デニーロ演じる変わり者のパパと家族をふんわりと包み込む愛らしいママ、後半登場した性格悪そうだけど憎めない兄。家族全員がパットを問題のタネとして突き放さないで受け入れているのがすごくいいなぁと感じた。そして、ジェニファー・ローレンス演じるティファニー。体当たりの演技もダンスもよかった。スタイル抜群だしね。5点取れてよかった。一緒に喜んでしまったよ。最後まで2人の関係性が読み取りづらかったのだけれど、ラストの手紙の所では泣けた😭幸せになってくれよと思った。ジェニファー・ローレンス、今作で第85回アカデミー賞の主演女優賞受賞しているのですね。この年にミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」主演のエマニュエル・リヴァがノミネートされていていて複雑な気持ちになった(こちらの作品もとても好きで感動したので)。
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