もっちゃん

世界にひとつのプレイブックのもっちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
馬鹿にしないでよ〜 そっちのせいよ〜
ちょっと待って プレイバック♫


え〜わたくし本作のタイトルを『世界にひとつのプレイバック』と長年勘違いしておりました😅

心に傷を負った男女の過去と現在を交互に映しながら描いていくありがちな恋愛ストーリーだと...そう勝手に思ってました笑

世界にひとつのプレイバックって何?!どういうこと??って感じで、あまり興味なかったんですよね。。
ただアカデミー賞にいっぱいノミネートされてるし、主演女優賞獲ってるしClipは一応していたんですが。


え〜〜よくよく見たらプレイブックでした😅
世界にひとつのプレイブックでした笑

てことは何か。アメフトの話か。
アメフト選手と美人マネージャーの恋愛とかそういう話か。
それはそれで興味ない!笑




って思ってたんです。
勝手な思い込みで勝手に興味を失っていたんです、、、が!

なんてもったいない!!!


恋愛ものは苦手で、本作もベタっちゃベタだと思うんですけど、自然と感動できる良い映画でした😭


もしかしたらぼくみたいに勘違いして山口百恵のプレイバック♫が頭に流れてる人がいるかもしれないので、どんな映画か軽く紹介しときます。


スティーヴィー・ワンダーの『My Cherie Amour』を聴くとブチ切れてしまう≪パック≫😡(ブラッドリー・クーパー)

貞淑アバズレ未亡人の≪ティファニー≫💃(ジェニファー・ローレンス)

心に傷を負うが故に繊細ながらも強烈なキャラクターのふたり。
心の病に苦しみ奇行に走る彼らのせいで崩壊しつつある家族。
そんなふたりと家族の再生が描かれた物語です。


帰るべき場所を見つけるという意味では、プレイバック♫もあながち間違ってはないかもしれません笑



ぼくはタイトルが好きになりました😊

原題の「silver lining」は、
「Every cloud has a silver lining」という慣用句から来ているそうで。
「曇天のようにどんな暗い状況においても希望の光は射す」
映画で伝えたいメッセージそのものですよね。

Playbookはアメフトのルールブックで、主にフォーメーションとかが載ってるそうです。

主人公たちは再生の道を歩むわけですが、決して独りではなく周りの人の想いに助けられてます。

ブラッドリー・クーパー演じる主人公の≪パック≫で言えば、
ロバート・デ・ニーロ演じる父親、助演女優賞にノミネートされたジャッキー・ウィーヴァー演じる母親、兄貴、精神病院で仲良くなった友達、ご近所友達、そしてジェニファー・ローレンス演じる≪ティファニー≫

この布陣がパックにとっての「希望のフォーメーション」→「オンリーワンのフォーメーション」→「世界にひとつのプレイバック」だったんだなと観賞後に改めて感じ入る良いタイトルでした。


個人的にはパック家の再生に涙😭
ラストお父さんがパックの背中押すシーンはじーんときちゃいました...


あと、起伏に富む展開というわけでは決してなく比較的静かな部類のお話だと思うんですが、
主人公たちが心の病を抱えており、特にストーリーが上手く運んでるとき、いつブチ壊すかわからない怖さが常に漂う描き方だったのはリアリティもあり、かつサスペンスフルで良かったです。




そして相変わらずジェニファー・ローレンスの胸元のホクロが気になる🤤
もっちゃん

もっちゃん