映画オタク呑み会の事前課題だったので観た。
なるほど、ジョス・ウィードンとドリュー・ゴダード。
バッフィー・ザ・バンパイヤ・スレイヤーのクリエイターではないか。
吸血鬼とか魔女、狼男なんかの古典モンスター劇がベースの人達だからこそのこのコンセプト。しかもそれらをショービズで食ってる自分達への自虐ネタパロディでありオマージュ。
典型的80年代のスラッシャー映画も下敷きにしていたり、2人の好きなルーツ的なものを詰め込んだ感じが眩しい。趣味の楽しい映画撮れて本望だったのでは。
訪れるキャビンは正に死霊のはらわたのあの山小屋クリソツ外観。間取りや地下室の角度、吊り下げるチェーンや日記読んで死霊蘇らせるくだりなんかプロット拝借そのまんまの確信犯。しかもタイトルが
Cabin in the woods
なんて、死霊のはらわたのパイロット版原題の
Within the woods
そのまんまやんかい。愛がある。
しかしこの死霊ゾンビのノコギリな感じの描写趣味だわ。
世界終末に唐突に繋がるくだりなんか、前年のドールハウスから来たアイディアか。
ショービズ風刺も効いている。
魔物総進撃はバッフィー最終話の地獄の門開いてあらゆる魔物の大群と大激突するあのリメイクか。
コレクションされている魔物達もさながらキューブ的でありミィディアン。ヘルレイザーのセノバイト風までいたよ。
キャストに常連のエイミー・アッカーやフラン・クランツ。クリヘムの扱いが雑でいい笑。この映画のラッシュ観た関係者の目に止まってマイティソー役オファーされたらしい。シガーニーにビックリ。多分、ジョディ・フォスターとどっちにするかでかなり検討したんじゃないかな。
ホラーオタクのためのオタクが作ったジョークな映画。この脚本3日で書いたってね。
しかし生贄やるんだったらトゥルーマン・ショーやんないでもっと効率的な方法あるだろうにwww