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愛、アムールのMのレビュー・感想・評価

愛、アムール(2012年製作の映画)
3.0
仲良し音楽家夫妻。ある日静脈硬化の病を患う妻。手術を受けるも後遺症で右半身が動かなくなる。医者嫌いな妻を家で介護する夫。親想いの娘もいるけど見舞いに来る度に容態悪化、ろくに言葉も話せなくもなった母を見て取り乱して落胆する。介護疲れからヘルパーを雇うけど、上手くいかず孤立していく家族達の物語。

、少子化の世の中、他人事では無い問題だと感じる。少ししか出てこないけど娘役のイザベルユペールの存在感が良い(^。^)

作中の溢れ出す水、鳩、ピアノ、花、はメタファーの役割を持ってそうね。

過酷な介護の果てに一体何が有るのか?と期待したんだけど微妙だったかも(^_^; 自分はまだ若いから介護する立場になった事も無いし。だから共依存の果てを描いたベティブルーの方が同じく崩壊していく男女の映画という意味ではかなり好き。

実はミヒャエル・ハネケの作品「ファニーゲーム 」「ハッピーエンド」以外は見ていない。人から推されるし内容はきっと私好みなんだろうけどフランス映画独特の長回しと静寂にやや疲れてしまうのが本音。(たくさんチェックはしている)

気持ちに余裕がある時に、
ゆっくり楽しもうかと思う。
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