半身麻痺になった妻を夫が介護する話。
老老介護をテーマとした作品は以前にギャスパー・ノエの『VORTEX』を観たが、VORTEXは死へ向かう姿を淡々と記録していた印象で、本作は夫婦の愛を主軸にしたも…
出来なかったことが出来るようになる喜びと出来ていたことが出来なくなる苦しみという感情の起伏はまるで異なる
それはあまりにも強力で、前者で会得した生きる希望を後者は残さず全て奪ってしまうんだなと
…
食事はおろか水分補給にすら儘ならなくなり、口内に含んだ水を幾度も漏らしてしまう妻。めげずに献身的な態度を守っていた夫が、思わず理性に先んじ身体が動いてしまい、妻の頬に平手を打つ。
幼年期の想い出を感…
ハネケ作品ではおなじみの、冷たさすら感じる俯瞰のショット。思わず身構えるが、拍子抜けしてしまうくらい直球に、画面はパリのアパートでの老夫婦の暮らしを淡々と捉えている。
裕福なリタイア後の高齢者。もと…
ミヒャエルハネケ監督作品。
老夫婦の最期を描いた傑作。
不必要なシーンは撮らない、説明的なシーンも撮らない、ワンカットでできるシーンはワンカットで、などが初期作品以上に徹底されていて、円熟味を感じ…
話したって現状は何も変わらないのだから説明する気も起こらない…この態度には心当たりがありとても共感した。悪夢。パートナーであり、且つ本人が苦しんでいて、自身も日に日に追い込まれていく。その姿は悲しく…
>>続きを読むずっと見たかった作品。TSUTAYAのネットレンタルで見れました。ハネケ監督2012年カンヌ パルムドール受賞作。
仲睦まじく暮らしていた音楽家夫婦。妻が頸動脈が詰まった(?)とかで半身不随になっ…