トノモトショウ

千年の愉楽のトノモトショウのレビュー・感想・評価

千年の愉楽(2011年製作の映画)
2.0
中上健次だからこそ出せる重厚感に、あの若松孝二さえ追いつけなかったことがわかる。血の宿命というテーマは劇映画の尺では描き切れず、高良・高岡がいくら艶かしい演技をしても、その深奥にまで到達しないまま、さらりと物語が進んでしまった。