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「千年の愉楽」に投稿された感想・評価

lalapi

lalapiの感想・評価

3.3
尊敬する曽祖母が産婆さんをやっていて相当大変な仕事と聞いていたので、
昔の産婆さんの映画ないかな〜と思ったら辿り着いた映画。

産婆さんを主体に見たかったけど、この映画は趣旨がちょっとちがかったかな…😞

寺島しのぶ演じる、みんなからおばぁと呼ばれる産婆さんの視点から描かれている。
色んな子を取り上げてきたけど、死ぬ間際に忘れられない中本家の男性たちを語り出す。

先祖代々男がダメ男というか、色男の中本家。
恨みで刺されたり自ら命絶ったり、若くして亡くなる。
3人の中本家の男性が出てくるけど、おばぁを母親のように慕って、おばぁはその男性たちを見守っていた。
みんな中本家の血の祟りに苦しんでいる

高良健吾がこれでもかっていうほどモテ男だけど、父親になれず女に逃げていた。
高岡蒼佑は人生に刺激が欲しくて、盗みが好きでヒロポン中毒(昔風でいうと笑)
最後に少し出てきた染谷将太がおばぁにとっても特別。ちょっと衝撃だった⚡️

曽祖母も周りから愛される人だったから、取り上げた子を我が子のように、優しく時には厳しく見守っていたのかなって思った❣️

見入ってしまったけど、好き嫌い別れる映画だと思う💦B級っぽいし、ずーっと三味線?流れてるし。
でも高良健吾好きなので、モテ男役のセクシーさ見れて私得💓笑
寺島しのぶさんと旦那役の佐野史郎さんみたいな夫婦関係いいなぁと思った。
若松監督の遺作。中上健二の原作を映画化している。血の繋がりによるものがこんなに、ゴタゴタになるのかと。多分凄い勢いで撮っているので、どうみても役者の演技がアドリブチックに見えるし、あんまり練りこんでないなと感じる。これはこれで若松節なんですけど。申し訳ありませんがあまり面白いとは言いがたい作品でしたね。
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

3.4

若松孝二の遺作。
キャスト陣が豪華で素晴らしい。

女を虜にし、早死にする中本の血を引く男たち3人を産婆として見守ってきたオバア目線のオムニバス。

若松らしい台詞回しや顔のアップ、艶かしい匂いのない性などが堪能できて満足。
原作の本を読んでみたいと思った。
haru

haruの感想・評価

3.0
撮影が須賀利漁港で行われたという事だけで、視聴。生きていく事が苦手な路地の男たち。エロスと犯罪と。それを深い愛情で見守るおばぁ。熊野の花の窟は、女性そのものか。
若松孝二監督最後の作品。

三重県の海辺の街の物語。

ある産婆「おりゅう」の目から観る、街中での「中本」の家の血を引く男達。

この中本家の血筋の男達は、それぞれ美青年で、街の女が何も言わなくても近寄って来る。そこに自分を委ねてしまい、結果的に若いうちに悲しい結末に。

そんな男達を見つめていく「おりゅう」

女性絡みの作品なので、そういうシーンも多いですけど、従来の監督作品に比べたら、むしろかなり控え目に。

その分、高良健吾、高岡蒼佑の行動と心情に力を入れて描いていて、真面目に生きようとするけど、ふとした事で落ちて行く感じがなかなか良かったです。

この作品も、、中本家は「路地」からの出身と言う設定に監督の「念」が感じられました。
ame

ameの感想・評価

-
女に圧倒的な愉楽を与える美しい男たちの刹那的な運命に心がちぎれ泣けた。

愚かさと隣り合わせの脆さ。 

脆さと肩を並べた孤独。 孤独を救う母性。

女にまみれながら早くに死んでしまうのであろう運命を背負いながら、快楽の為に波止場のように女と金と薬を渡り生きてゆく愚かさの裏側には、自分のことを気にかけてくれるおばの母性が唯一の拠り所だったのだろうな。  


とくに高良健吾さんが演じる半蔵からその寂しさや切なさが感じられた。 

おばを愉楽に誘うが相手にされない。様々な場所でたらい回しに育てられた冷たい生い立ちの中、この人だけは自分を律して断る。 それがきっと彼なりの愛情確認だったんだと思うと切なくて泣けてくる。

結局母性に敵うものはない。 

女と交わり自分も人も傷つけながら彷徨う生き様を理解し包んでくれるおばの存在は救いだった。

奥ゆかしい映画。

それぞれが運命には逆らえない悲しい最後を遂げるし、若松監督も公開前に事故死で亡くなってしまうし、こんなにも失ってしまう悲しみが伝わる映画は久しぶりで号泣。

高良さんは軽蔑に続き中上健次原作の映画。

中上氏の故郷である和歌山新宮市の路地を舞台にしたストーリー。 軽蔑の高良さんも素晴らしかったけど、この映画では色気はもちろんどこか切ない虚無感が滲み出ていて素晴らしかった。  

ちなみに軽蔑は中上氏の遺作。

高良さんは方言のある役のほうが好きだな。
軽蔑に続き和装がはまりすぎて潤いすぎた、、

本人は役がきつかったみたいだけど、吸い寄せられる美貌と肉体美どこか寂しい節目がちな存在感。性と生の狭間を生き抜く高良さんの半蔵は素晴らしかった。

雄大な水と山と坂道の街並みと三味線と民謡も心地よい。 やっぱり自分は日本人だなって思う。

ロケ地にもいつか行ってみたくなった。


良い映画だった。 ありがとう。
槙

槙の感想・評価

-
震災の年に撮られた若松孝二の遺作で、山本太郎もギリギリ(ギリギリ?)出てる。小説って精神世界を描くものって無意識に決め付けていたけど、中上健次は肉体のことを書こうとしてたんじゃないだろうかとこの作品を見て思った。

「路地」は社会から閉じているけれど、光は強くさしていて、映っている人間が暴力的に晒されていた。白飛びも影もとにかくたまに誰が話しているかわかんない。でも、確実にそこに生きている人の輪郭があった。
海の見える坂の上のロケ地(三重県尾鷲市須賀利町)がすごくよかった。いつか行ってみたい。

顔面がよすぎて、女にモテまくったため死んじゃう家系の4人の男の話。(井浦新・高良健吾・高岡蒼佑・染谷将太)。
最初に出てきた高良健吾は色気ありすぎてビックリした!

染谷将太は肌が白すぎて発光してて、もはや仏様やった…..🙏🙏🙏🙏
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
舞台は原作者中上健次の出身地を模した和歌山県海沿いの被差別部落。最晩年になった産婆は自分が取り上げた者達を思い出す。彼らは美形だが若くして不幸な死を遂げるという中本家の男達だった…。若松孝二監督の遺作。題材はらしいが、監督の代表作群に見るような尖は感じられない。観賞後は男と女の不思議な関係に思いが及んだ。
ユカ

ユカの感想・評価

3.4
短編集っぽかったので楽に観られた
中本の血を引く容姿の良過ぎる高貴な男たち、井浦新(すぐ死ぬ)、高良健吾(女たらしの人たらし)、高岡蒼甫(スリルを求めて盗みをしたりヒロポンを射ったりする)、染谷将太(ちょっとしか出番ない)
高岡蒼甫が一番好きだった
佐野史郎が唱えるお経も堪能しました
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