葛西ロボ

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オームの葛西ロボのレビュー・感想・評価

4.0
 インド映画まだ見慣れてないからなのか、”演技過剰”なのべつにオームのお母さんだけじゃないだろと思ってしまう。みんなわりと演技過剰、演出過剰で、エネルギッシュ。こういうの他の国で撮ると、白ける出来になるんだろうけど、インド映画は完全に超えてくるから、もう安心して(あ~、俺は今エンターテイメントを観賞しているぞ~)と楽しむことができる。
 この映画前半はとにかくシャンティがめちゃくちゃ美人で、初登場から完全に目を奪われた。シャンティに恋するオームと同じ立場になるわけだから、もうどんなにベタなストーリー展開でもついていける。私生活が気になりだすほど美人。スタッフロールで”新人”と表記されていて、あっ、見出したのか、そりゃ見出されるわと納得。
 だいたいの想像はついていたけど、途中からの展開は本当にやりやがったという感じで笑ってしまった。でもそれで伏線はほとんど回収されてしまって、後半は妙にダンスシーンが長かったり、脚本がもたついている感が否めない。それでも3時間があっという間に過ぎ去って、あとに何かが残るわけでもないけど、なんか楽しかった気がするところがインド映画なのかな。どうでもいいけど、あのカラフルな謎の粉って何なんだろう。