腕

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オームの腕のレビュー・感想・評価

4.7
これほど観てる側を楽しませてくれる作品は今まで観たことがない。

3時間くらいある作品だけど異常な程まとまりがよくてダレる事が一切なかった。
前半は脇役の男優がカリスマ女優に恋をして浮かれに浮かれるコメディパート、急展開を迎えた後半は前半のコメディを残したままホラー要素を追加したような全く新しいものだった。
タイトルの意味がここで分かる。
後半の特別出演のシーンもすごく良かった。
監督が顔見知りをかき集め、インド映画や世界的に有名な芸能人達が特別出演として30人くらい出てきてた。誰一人として知ってる人は居なかったけど、知らなくてもわかる『この映画すごい』感。

出演者も皆、個性的でキャラが立っていて良かった。
主役の脇役男優はV6の岡田に激似だし、ヒロインはこの世の者とは思えないくらいの美女だし最高だった。

エンディングも最高だった。
監督や脚本、演出、照明、衣装、メイクなどの制作に関わった人たちがレッドカーペットを歩く演出が。これは本当に最高の演出。原作者の扱いには笑った。

題材が映画絡みなのでいろいろな映画のパロディーもあった。

これは間違いなくインド映画の集大成といえる。
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