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地獄でなぜ悪いのR20のレビュー・感想・評価

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)
4.0
園子温監督の映画愛全開な作品でした
今作も含め、園監督の作品は独特なテンポ・カット割で進んでいきますので、好みが分かれるかもしれませんが不条理ギャグやお笑いシーンも後半にかけてたくさん見受けられたので他作品に比べれば結構みんなでワイワイ楽しめる内容なのではと思いました
映画狂の若い男(長谷川博己)がヤクザの組長である男 武藤(國村隼)の頼みで、彼の獄中にいる妻(友近)のために組長の娘(二階堂ふみ)、その娘になんか巻き込まれた不遇な男(星野源)、そして敵側の組長(堤真一)らと討ち入りの様子を、武藤率いる組のメンバーと共に映画として制作しようとする話。
終盤、とにかく血飛沫が、首が体がぶっしゃぶっしゃと飛びまくる!全部CGなのだがあえて音とビジュを粗めに作っており視覚的にも聴覚的にも楽しめる仕上がりでした。
役者陣も主演の長谷川さんをはじめ、二階堂ふみさん、主題歌も担当した星野源さん、國村隼さんや友近さん、堤真一さんなど豪華で個性豊かな顔ぶれが勢揃いしており、渡辺哲さんや諏訪太朗さん、神楽坂恵さんやでんでんさんなど園作品の常連俳優の皆様もチョイ役で参加されております!

頭空っぽにして楽しめる映画ばか映画です!
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