このレビューはネタバレを含みます
やっとこさ観れた。なんか蒲田行進曲観た時の感情と似てる。これはコメディなんか...面白かったからコメディか。でも、心痛いところあったり、たくさんのものが詰まってる感じがして切なかった。
園さんの映画は演劇みたいでやっぱり好き。
映画を撮りたい撮りたいと言うばかりで1本も最後まで作らず10年経って大人になって。とりつかれて、とりつかれて、カメラマンの2人は映画に呑み込まれて死んだ。
平田(長谷川博己)は撮りたいものを撮れて完成させる前に満足してしまった。
押さえつける警察は映画を面白く無くす検閲官なんかな。
映画は死んだ。
この世で一番醜い集団行動は戦争、この世で一番美しい集団行動は映画創り。って言葉を思い出した。
この映画は完成しないのが正しいラストなのかな。