Tak

ヘンゼル&グレーテルのTakのレビュー・感想・評価

ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)
2.9
童話『ヘンデルとグレーテル』
魔女を倒した二人はその後魔女ハンターとして名を馳せ多くの魔女を倒してきました、そんな折ある依頼を受け立ち寄った村にて対峙した魔女たちと死闘を繰り広げることになる。

まずこの作品なんですけど制作当時日本では結局公開されなかったんです。
で、その理由がまぁ要は残虐表現が結構エグめだからってのが理由でしょうね。なんか普通に四肢爆散とかしてるし。

物語としての推進力は、『魔女を倒す』という事に終始しているのと上映時間が90分くらいなのでそんなにダれることは無いのが良い点ではあるのですが、逆に言うとそれくらいしか褒める点が無いです。
なんかあとから黒い魔女だ白い魔女だとか言われてもそういう話を物語のスタート時点で提示してくれないので、そんな魔女に善し悪しがあるとか言われても困るんですよ、グレーテルのインシュリン注射の件もなんか無かったことになってるし。
この手の作品は世界観の設定が大切だと思っていて、銃火器があってもいいし、魔法があってもいいし、その魔法の効力云々があるのもいいんです、物語なので奇抜な発想や設定があるのは実は全然いいんです。
けどその設定を矛盾なく落とし込んでかつ、セリフや表情、表現で見せて【成立】してないとそれだけで駄作とかしてしまいませ。
『ガールズアンドパンツァー』の中の設定で「戦車の中は特殊なカーボンで守られてるから平気」って言うのを作中でセリフとして出してかつ、その後ちゃんと平気だと言うところを見せる、こんな時間にして数秒ですけどそいうことでいいんです。
これを怠ってる作品が特に最近多すぎる。
あと画面暗すぎです。
全体的に中途半端な作品ですが、四肢爆散とかそういうのが好きな人にはオススメです。
Tak

Tak