マッツ・ミケルセン×アリシア・ヴィキャンデルで描くデンマーク王室スキャンダル。
デンマーク王室の歴史を知るという意味でも、単純に映画としてもおもしろく、ただのメロドラマでないところがとてもいい。
統合失調症のような精神病を抱え子どもみたいな国王クリスチャン7世、その若き王妃カロリーネ、国王の侍医で事実上の摂政ストルーエンセ。この3人が織りなすドラマは見応えがある。
異国から15歳で王妃としてやってきたカロリーネ、王である旦那はあんな感じで公でカロリーネを愛せないと宣言までしてしまう。ストルーエンセに惹かれるのがわかる。調べてみるとストルーエンセはもっと野心的でカロリーネも利用してた感じなのかな。でもマッツとアリシアちゃんの相性がいいので映画的でこれでよかった。ダンスシーンも素敵。
アリシア・ヴィキャンデルはセリフがないところの演技がうまい。惚れたときの表情とか抗えない表情とかセリフなしで語れる。