遥かなる想い

ある海辺の詩人 小さなヴェニスでの遥かなる想いのレビュー・感想・評価

2.0
 海辺の小さなお店で 繰り広げられる 出会いと
別れ。
 中国人 シュン・リーが 儚げで、抜群の存在感を
示す。中国とイタリアの組み合わせが、ひどく
異国的で新鮮。中国に対する偏見のようなものが
さりげなく描かれている。
 二人が かわす 心の交流が ひどく哀しい。
 屈原の詩がでてくるあたり、中国の色が
濃い。最後は 哀しい送り火だった。