ある海辺の詩人 小さなヴェニスでの作品情報・感想・評価

ある海辺の詩人 小さなヴェニスで2011年製作の映画)

Io sono Li

上映日:2013年03月16日

製作国:

上映時間:98分

3.5

「ある海辺の詩人 小さなヴェニスで」に投稿された感想・評価

本当に素晴らしい作品だった。イタリアのキオッジャという漁師町。そこに住む人たちは毎日ある酒場で憩いのひとときを過ごす。
その酒場に中国人のシュン・リーという女性が働きにやってくる。
常連客の老詩人べーピとシュン・リーはお互いに寂しい身の上にて、次第に心を通わせ、お互いに大切な存在になる。
でも良くない噂も飛び交い、二人の関係を継続することができなくなってしまう。
しかしながら…もうここからは書かないでおこう。
涼

涼の感想・評価

2.5
題名とパッケージ見てレンタル!
いきなり中国だしちょっと拍子抜けした。

ずっと和やかでいい雰囲気の映画だったけど突然グサッ!と来るようなつらいものがあった。
これは伝え方の問題もあるけどお互い子供もいるし受け止め方も大事やな〜って言うの見ててすごく思った。
liverbird

liverbirdの感想・評価

3.7
胸がきゅうっとする感じの映画でした。詩をテーマにした映画はやっぱりすごくしっとりして感動します。イタリア人のおじさんと、中国人労働者の関係が純粋であったかくて、お互い子供もいるからこそあんなに静かに落ち着いて過ごせるんだろうなあとおもいました。美しい関係です。

天気の悪い寒そうなイメージのイタリアの街の描かれ方が新鮮でした。
slow

slowの感想・評価

4.3
イタリアの小さな漁師町にやって来た、出稼ぎの中国人女性。長年その町に住む、ユーゴスラビアからの移民である初老の男性。物語は2人の心の交流を軸にしながら、美しい街並や景色、移民問題に触れていく。

ジャ・ジャンクー作品ではお馴染みのチャオ・タオが、詩と子供を愛する女性をしっとりと好演している。重いテーマを含みながらも後味がそうはならなかったのは、彼女の声と物腰の柔らかさのおかげだろう。
とりわけ景色が美しい本作だが、それらのシーンがもう数秒ずつ長い方が個人的には良かった。と言うのは小さな文句で、キャストも皆リアリティがあり素晴らしかった。

孤独と優しさの出会いはただの日常の一片に過ぎなかったけど、だからこそ観客に届いた部分も多かった。
どんな悲しみがあっても、目の前には全てを包み込んでくれるような世界が広がっている。その世界を切り取ることができたのも、ドキュメンタリー出身の監督だったからかもしれない。
Misa

Misaの感想・評価

3.7
青い海辺の背景に赤い傘のジャケットに惹かれて鑑賞。
内容は意外に中国人労働者の話。差別や貧困の中でも、美しいイタリアの景色の中、とても心安らぐ物語だった。
popolapica

popolapicaの感想・評価

3.5
静かで暗めで湿った空気。イタリアの港町に、幸薄そうな中国人女性。心細い不安さが共通点な老人。同じ人種ならこうはならない不思議な情が人生を少し変える。何処の国も人が不安に思う事は同じで、だから人と人は繋がりたいのかと寂しくも暖かい気持ちになった。
Michiyo

Michiyoの感想・評価

4.0
2015/08 DVD
イタリア映画だと思ったら中国人(^_^;)
でも、しみじみとして良かった。
夏来

夏来の感想・評価

4.3
中国人労働者、シュン・リーがイタリアの港町キオッジャのBARで働き、街の人々と接しながら過ごす日々を静かに描いた良作。

映画を観て行くと、いつのまにかシュン・リーに恋をしてしまっていました。誰にも頼らず、ひたむきに働く彼女の健気さやたどたどしいイタリア語や、少女のようなあどけない笑顔に。
老いた漁師ベーピが、彼女を喜ばせようとする気持ちに素直に共感ができて、だからこそ、胸が苦しくなるくらいに切なくて。

号泣、という感じではなく、気付いたら泣いていた、そんな映画。静かに心に迫って来て、なんだか息苦しかったです。

満潮の日のシーン、とても好きです。
ラルドシーンの美しさも、格別です。

観た直後よりも、後からじわじわと思い出される。劇場での鑑賞後もなんだか折々で見返している、わたしにとってのヒーリングムービーです。
映画館で観たんですけど想像以上にいいんだよね。ヴェニスの風景がとても美しく、知らない国で知らない人に囲まれながら一生懸命に生きる母親の像がくっきりと描かれていてシンプルながら芯のある映画でした。
昔気質の地元の頑固親父と淡々と毎日をロボットのように生きる外国人女性。このふれあいの、恋愛でもない親子でもない友情でもない、関係性の揺れ具合がとてもよくて、胸にグッと迫る。
イタリア映画だ!と浮かれてみると拍子抜けします。

名演小劇場にて
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