取り違えがわかった時の、夫の「やっぱりな」の言葉。
私だったら、一生許せないかもしれないと
思った。
でも、その主人公は、取り違えという出来事をきっかけに、今まで考えてもみなかったであろう深いところで、父親とは? 子どもとは?と自分に問いかけ始める。
そして、彼の子どもも、ようやく父親に対して本音でぶつかり合うことができるようになる。
ここから、本当の父親になり、本当の子どもになっていく。
ようやくスタートに立つことができる。
福山雅治が演じた父親の変化を軸に、家族の変化が静かに丁寧に描かれていた。
いい作品だったと思う。