「愛とはなんだろう」
テーマを「家族とはなんだろう」とすごく迷ったけど、それらもひっくるめて「愛」にした。
万引き家族も家族の在り方を問題提起している作品だと感じたが、その第一弾がこれなのかな？血の繋がりだけが本当の家族なのか。プライドの高い主人公は最初その「愛」に気づかないから血にこだわったりする。しかも向こうの家族が品がないから尚更…そんな中で、地位や品格などを取っ払って「愛」に気づく。
お金も地位も名誉もあっても愛がないと人間生きた心地がしないんじゃないか、最近思う。年収一千万で、高級マンションに住んでいる一児のパパが知り合いにいるが、その人は妻が怖くて家に帰りたくないそう…人生を充実させるには「愛」なんじゃないか、そう気付かされる。
ただ、「永い言い訳」の後に観た作品なので若干演技っぽいのが垣間みえてしまった部分と、元木さんのようなプライドを捨てたプライド(よく見られたいと思わない演技)がとても好感持てたのでそういった意味で☆−1
#そして父になる
#是枝裕和
