『そして父になる』か。本当にいい題名だと思う。
もし自分がこの人達の立場だったらどうするかと考えずにはいられない。
多分自分が親だったら交換はせずに知らんぷりをしたと思う。逆に子供だったら急にお父さんと呼べと言われても、おじさんとか誰々君パパとしか呼べないと思うし、6年間面倒をみてくれた人のことをパパ、ママと呼ぶと思う。
やっぱり難しいよな…
でも答えなんてないテーマに曖昧な描写をせず克明に描ききった是枝裕和はやっぱり凄いと思う。
是枝裕和はカットのひとつひとつが美しくて情緒深い。短編映画の雰囲気がずっと続いてる感じ。だから重いテーマだけど見やすい。
あと家族の何気ない会話劇がすごくリアルで好き。一般人の普通の感情をうまく表現してるからもっとリアリティが増すし。
是枝裕和はやっぱり凄いな〜！
キャストも自然体でいい。
特に福山雅治の変化は見どころの1つ。
お父さんからパパ。そして父になる。
ん〜。やっぱりいい題名だ。
