このレビューはネタバレを含みます
レビューで酷評が多かったので、どんなものかと観てみた作品w
おやっ!?思ってたより全然面白いんじゃね?ww
確かにツッコミどころは多い。
しかしこの手のB級映画でツッコミ所満載なのは逆にご馳走なのではないだろうか?
パッケージ詐欺っぽさももはやお約束♪
冒頭のオープニングロールから期待感を持たせる映像は作れているし、気球漂流や島での展開などワクワク感もある。
ネモ船長の登場や電気銃の構造なんかファンタジーとして子供心をくすぐられる。
人種差別テーマでも時代の流れで意識が変化している事を会話や表情で明確に表現し、心地の良い作りになっている。
低予算ながら船・飛行機の墓場の表現も頑張っていたと思う。
…世間的評価が下げられてしまった一番の要因としては、やはりラストの唐突さと、助かったのかどうかが不明のまま終わらせてしまった事だろう。
しかし畑違いかもしれないが、ゾンビ映画で例えるなら「その場はなんとかしのげたけど、何も解決してなくて苦難はまだまだ続きます」的な終わり方などいくらでもあるのだ!
気球に乗って脱出を図った主人公達が、「帰れたのか?」「結局島に戻ってしまうのか?」「また別の次元を彷徨うのか?」
誰にもわからないが、気球は確かに次元の穴に入り込む事に成功したのだ。
「希望」は提示されたのだ!
下手にその先を表現しなかった事をプラス思考で評価してもいいんじゃないかと私は思う。
私個人的には充分楽しめましたが、B級映画に耐性がない方は避けて良いかと思いますww