とんでもない映画だった。
誰もが指摘してるけど邦題があまりにも酷すぎるから随分と損をしてる。
キラー・スナイパーと聞くと手に汗握るアクション映画を想像をするが、真逆だしスナイパーが出ない。冒頭女性の下半身が映るのだが、ボカシが入ってるのも酷い。
なにが卑猥なんだ?
と、色々文句を書きましたが本編には関係ない事で、ウィリアム・フリードキンの映画が2011年でもクレイジーで面白い事に感動する。
2011年で既に76歳くらいなのに、説教臭くないのも凄いし、若者の描写に不自然さもない。
そして、マシュー・マコノヒーがめちゃくちゃ頭おかしくて最高。
ボヘミアン・ラプソディーやクリードⅡに感動してた時に冷や水ぶっかけられたような衝撃。
そうだよな、映画ってクズが最後までクズのまま終わっていいんだよな。
最近はSNSに疲れたきた。
どいつもこいつも正義を名乗り、悦に入っていやがる。
そんなネットや世間の常識などから全て解き放たれた、ひたすら頭のおかしなやつらを堪能出来る幸せな102分。
フライドチキンの使い方のフレッシュさ…つーか基地外っぷりとラストの空いた口が塞がらない展開は必見です。