【第60回アカデミー賞 脚色賞・衣装デザイン賞ノミネート】
『マルタの鷹』などの名匠ジョン・ヒューストンの遺作。ジェイムズ・ジョイスの『死者たち』を原作としており、息子トニー・ヒューストンが脚色した。全米映画批評家協会賞の作品賞を受賞、アカデミー賞でも脚色賞と衣装デザイン賞にノミネートされた。
結局何を伝えたい映画なのか分からなかった。ダブリンで開かれた舞踏会、そして終盤の妻の告白がどう繋がるのかよく分からない。アイルランド問題が背景にあるのはなんとなく分かったが…
舞踏会での会話は示唆に富んでいてなかなか面白く、そこからどうなるのかと思っていたらよく分からず終わってしまった。確かに美術、衣装はとてもいいが。原作を読めば分かるのだろうか。
