もともと大好きなやつ、ムファサ見たら無性に見たくなって帰宅後即鑑賞。
王女として産まれたキアラ、王を憎むように育てられたコブ。
お互いに「敷かれたレール」があって、でも、しっくり来てない。
産まれも育ちもかわいそすぎるコブ、偏見と偏見に挟まれて、かわいそ過ぎる。
悪役の次世代にフォーカスしてるのが好きすぎる一本。
'99の映画なのね。
25年ぶりに見るとまた感じ方も違って面白いし、感慨深い。
キアラもキアラでちゃんと闘ってたなんて、あんまり記憶になかった。シンバが、トリトンと同じ癇癪親父に成り下がっている。。こんな嫌なやつだったっけ。
「わたしたちみんな、同じライオンでしょ？」
聞かされてた世界と、体感している世界に齟齬があるって、辛いよね。
今って、教育は社会主義的なのに、現実は思いっきり資本主義。競争から遠ざけられて、でも思いっきり競走の世界に投げ込まれる。コブと真逆の世界線。
社会問題とか世界情勢とか、世の中が混沌としているほどぐさりと来る。
そして、ムファサ見たあとだとラフィキにいちいちジンとくる。
"Give me your paw."
handじゃなくて、pawなのね。
吹き替えだと、「つかまって」だった。手とか足とか言わんわな。
ついでにライオンキングのオープニングも見たけど、CGにする意味ないって感じるくらいめちゃめちゃ美しい。音楽もやっぱ神。タイトル最高。
