カーネル

暗闇から手をのばせのカーネルのレビュー・感想・評価

暗闇から手をのばせ(2013年製作の映画)
3.6
『37セカンズ』を見た人に勧めたい、としてお知らせされました。
確かにこの題材となった〝障がい者専門デリヘル〟の存在は『37セカンズ』のカッコいい渡辺真起子によって知ったのでした。が、今作は赤裸々でオブラードに包むことなく、見る人によってはショッキングかも知れません。チョッとドキュメンタリーっぽくもあるし、AVっぽくもあるし。それは戸田監督がNHKでドキュメンタリーを手掛けていたってのも関係あるかな。彼の持ち味でもある。(ドラマ『弟の夫』は記憶にしっかり残ってます。)

中盤あたりから物語が転がり出すと、俄然面白くなって目が離せなくなりました。車椅子で外に出た青年がちょっと北村匠海みたいでラブストーリー風味も出てきてワクワク(笑)序盤で判断せずに見続けないとダメなやつですぅ〜
ちゃんと起承転結があるストーリーです。
楽しんで見た方がいいですよ!

はじめの方のシーンで
車内でお弁当を食べ終わった小泉麻耶演じるデリ嬢が手を合わせ〝ご馳走様でした〟と言うと、津田寛治演じる店長兼ドライバーが〝どういたしまして〟と答えるとこ、好きです。やさぐれてない、クズじゃない、なんなら真面目な人達だってわかるんだよね。上手いなぁ………
モロ師岡を相手にした時の津田寛治もカッコよかったです!
上手いといえば、ホーキング青山氏!上手いってか凄い!!彼を面白がれるかどうかで、度量ってもんが試されているような気もするよ。
とにかくスゲー人だよw
カーネル

カーネル