カーネルさんの映画レビュー・感想・評価

カーネル

カーネル

国宝(2025年製作の映画)

4.6


圧巻


単なる映画以上のものを観た
喜久雄を吉沢亮に託した李監督に
感謝したい




ここに何を記しても軽くなってしまうな。

とにかく美しかったのだ。



吉沢亮の美しさ
横浜流星の悩ましさ
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Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014(2024年製作の映画)

4.4



『Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014』を『Opus』に続けて最高な音響での鑑賞。

音楽というものが、一音一音紡がれているものなのだとつくづ
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The Swimming Clown ~水の導化師の物語~(2025年製作の映画)

3.8


おーちゃん、こと不破央(ふわひさし)はちょっと泣き虫。
だからこっちまでういうっかり泣いてしまったではないかw

オリンピアンを目指し、日本記録を叩き出しながらも3回のチャンスを逃して、ついにそのス
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サスカッチ・サンセット(2024年製作の映画)

4.2

なんでだろなー
自分でも驚くほど
響いちゃったんだよねぇ

壮大な自然の中で自由気ままに放浪生活をするサスカッチを見てると、楽しい!愉快!ちょっと羨ましい!!
そして感動し、悲哀を感じ、人間って奴は…
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

3.8

初めてに近い無声映画鑑賞は
活弁無し、ピアノの生演奏付き上映でした

上映前にピアニスト鳥飼りょう氏のトークで鑑賞ガイドがあり、とても助けになりました。(上映後にもアフタートーク有り)

物語は極々単
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.8

冒頭の山の中、林の映像で、コミック『光が死んだ夏』を思い出しました。
〝く〟が、いそう………

ホラーが特に好きとかじゃないです。
ですが、好感触。好きだな。
特に映像が好き。小手先でやってる感じがし
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ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

3.8

バリアフリー上映
日本語字幕


変な先入観や思い込みは禁物ですな。
とにかく観てみる!
〝楽しむ〟ことが出来る作品です。
まぁ………ハンカチはあった方がいい……その位の心持ちでちょうど良いと思います
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

3.6


上映館が思ったより少なかったのでやっと観た。パンフは売り切れて入荷待ち。

原作未読 (ちょっと興味出てきた)

キービジュアルやイメージカラー?に反して、結構重い話だったよ。
大して情報入れずに観
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金子差入店(2025年製作の映画)

4.2

同じ日に『教皇選挙』を観ましたが、私的にはこちら『金子差入店』の方が感情を揺さぶられ、涙し、思うこと考えることが多かったのでスコアもこちらの方を高くつけました。


『金子差入店』というタイトルとやけ
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.8

かえすがえすも後悔しているのは、ネタバレしてるポッドキャストをついつい聴いてしまった事。
あの衝撃の事実が明らかになった時の、
悔しさたるや………(泣)
それでもやはり面白いし眼が離せないし、大変興味
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

3.4

公開時から気にはなって、フライヤーを眺めておりました。

自分でさばくほど、ホヤが大好きです。だからもっと〝ホヤの映画〟かと思ってました。
そしたら後半から予想以上に震災が色濃く………
実際の描写はな
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六人の嘘つきな大学生(2024年製作の映画)

3.5

原作未読

一応、赤楚衛二案件ってことで、あらすじを少し読んだ程度で、
正直さほど期待もせずに。
だから、途中までは、
〝あら、面白いじゃないの〟と。
赤楚衛二も無理なく負担もない芝居で良かったね〜な
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ゼンブ・オブ・トーキョー(2024年製作の映画)

3.0


なんでだろ。
魔が差したように
手にとってしまったw

日向坂による
学生、生徒のための
東京観光ガイド付き
アイドル映画です

その意味ではよく出来てる

今時の修学旅行って
こんななのか〜

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初級演技レッスン(2024年製作の映画)

3.6


始まってすぐ、トランペットの音色が攻撃的に聴こえてさすがにハードボイルドとは思わなかったけれど、刺激的な物語が始まるのだなと身構えた。
ロングコートを靡かせて歩く每熊克哉演じる男蝶野も黒ずくめで、い
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

3.6

まず、
Danny Lyon の写真集
 『The Bikeriders 』
が、最高にかっこいい
これを元に作られた映画なので、当然カッコいいに決まってるのだ

なにせバイクがみな素晴らしい!!
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(2017年製作の映画)

3.7

27分のショートムービー。

日高七海出演作として、クリップしたと記憶しているが、監督の川野邉修一も名前に覚えが………と思ったら2025年新春ドラマスペシャル『スロウトレイン』で、LGBTQ監修を担当
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キノ・ライカ 小さな町の映画館(2023年製作の映画)

3.6

今ご時世に新たに映画館を作る話。
2025/04/29にオープンしたミニシアターOttOで観てきました。(2日連続)
かなりこの映画とシンクロする成り立ちの映画館で観ると趣があります。OttOのシアタ
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Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

4.4

2025/04/29にオープンしたばかりのミニシアター otto はサウンドシステムにかなりこだわっているシアターなので、教授のピアノを聴くにはもってこいだろうと、期待して伺ったわけです。
裏切られな
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オーガスト・マイ・ヘヴン(2024年製作の映画)

4.0


工藤梨穂監督の舞台挨拶付き上映を鑑賞。
パンフレットの制作が出来なかったという事で、配給のStranger の方のMCで、監督からの作品についてのお話と質疑応答がなされました。(以下、その時のお話も
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探偵マーロウ(2022年製作の映画)

2.8

チャンドラーのフィリップ・マーロウは
読む人、観る人、それぞれのイメージがあると思います。
今作のマーロウは私のイメージとは………違ったな〜

だからストーリーに集中しましたが、チャンドラー原作じゃな
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Shirley シャーリイ(2019年製作の映画)

3.7

シャーリィ・ジャクソンという作家も知らず、日頃、洋画をあまり見ないのでエリザベス・モスも知らずに、パッケージのあらすじを読んで観ることに。



なぜこのような人に心を掴まれたか………
この不思議な感
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ミュジコフィリア(2021年製作の映画)

3.6


〝賀茂川が共鳴体になっている〟
まずこのオープニングで掴まれました。
そして始まって15分足らずで
井之脇海君かっちょえーっ!
てなったのです。

ミュージカルではないけど
ミュージカルっぽい音楽の
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北⾵だったり、太陽だったり(2022年製作の映画)

3.5

森岡龍は俳優としても好きだけど、監督業もセンス良くされてて監督森岡龍も大好きです。

今回も35分のショートムービーながら、中身がしっかり入ってる。
ギッチギチじゃないながらも最後のオチまでエピソード
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アイミタガイ(2024年製作の映画)

3.8

草野監督作品は好きなものが多いし、中村蒼の抑えたところが好きだし、吉岡睦雄も出てるし、と、チェックしてました。劇場には行けなかったけど。

原作未読
心洗われる良き映画作品
出てくる人みーんな善人。
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ゴーストキラー(2024年製作の映画)

3.8

公開2日目
1日2回上映のうちのレイトショー
土曜日ということもあって、入りは上々。


バーンと〝ライツキューブ〟のロゴが出てくると何故か安心する〜次にテレ東ナナナが出てきて笑ってしまうけどw

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Page30(2025年製作の映画)

3.9


なんか凄いもん観たゾッ!!

公開初日にして
1日1回ランチタイム上映
それでも渋谷ドリカムシアターほどではないにしろ、よくぞシネコンでやってくれたものだよ 感謝

ゴシップ・風評は置いといてなかな
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夜がまた来る(1994年製作の映画)

3.5

麻薬Gメンの夫をヤクザに殺され復讐を誓う女と
その女を手助けしながらも守るヤクザ

『ヌードの夜』
『GONIN』の石井隆監督作品です
(この2つのシリーズは履修済)
今作品はヌードの夜の翌年に、夏川
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みんなバカ野郎だ(2021年製作の映画)

2.6

27分の短編
第14回関西クィア映画祭
2021上映作品



シンプルな映像。
伝えたいことも
シンプルだと思う。

悟と創介は小学校からの友だち。
なのに、溝ができる。


みんなバカ野郎だ

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いまさらキスシーン(2023年製作の映画)

3.2

U-NEXTパトロールで短編を探してたら、残酷歌劇『ライチ光クラブ』でデンタクを演じていたBOWが監督してるというコレを見つけた!
総指揮はつんく♂
原作は中屋敷法仁の劇団柿喰う客の舞台作品


せ・
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.6


宣教師である牧師ルーカスに
とことん試練をお与えになる神
それに応えたルーカス
7枚の写真をもってして



アイスランドの圧倒的美しさと相まってなかなかに辛い映画でした。
〝宣教師や牧師も所詮人間
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めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

3.7

このディスクを手にした翌日に偶然にもNHK土曜ドラマ『地震のあとで』が始まった。原作短編がかなりリンクしてる実写ドラマと思われ、そちらも楽しみ。カエルくんも出てくるらしい!


さて、アニメ。
川越ス
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レイブンズ(2025年製作の映画)

4.0

エンドクレジットで
The Cureの『Pictures Of You 』が流れ出した途端に泣けてきた
(それでスコア高めになりました)

フォトグラファーの映画であるのだが、音楽性が非常に高く、素晴
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ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ(2024年製作の映画)

4.2

劇場には行けなかったけど、きっとディスクを買えば見られるはず!と。予想は当たり、無事鑑賞
(レビューUP忘れてた)
高石あかりと伊澤彩織
二人の頑張りはすでに周知の事実
アクションで生きてきた伊澤のキ
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.8

夏の日の出来事
闇堕ちした公務員の首すじを流れる汗に、どろりとした悪意を見てしまいました。
どうせなら、夏に観たかった。

城定秀夫監督作品なので必修です。

原作未読も、観終わってとても読みたくなっ
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あの人が消えた(2024年製作の映画)

3.9

いやースクリーン鑑賞しなくてよかった〜

いや、だってコレ絶対もう一回観たくなるヤツじゃん!確かめたくなるって!
馬鹿馬鹿しいほどによく出来てる(笑)
サイコ?サスペンス?コメディ?異世界転生もの?妄
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東京カウボーイ(2023年製作の映画)

3.0

井浦新のカウボーイ姿が見たい!
という事でw

監督は山田洋次に付いて学んでいたという事ですが、その点ではもうちょい、って感じがします。え?その日本人は違うだろ?っていう描き方がちょいちょいあるw
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