宇羅丸

桃太郎 海の神兵の宇羅丸のレビュー・感想・評価

桃太郎 海の神兵(1945年製作の映画)
3.7
@兵庫県立美術館ミュージアムホール

動物の兵隊さんたちが桃太郎の指揮の元、鬼(畜米欧)をやっつける戦意高揚映画。
戦時中、手塚治虫が日本でもこんなアニメが作れるんだと感動して将来のアニメ制作を志した作品。
確かに現代アニメよりもずっと表情や動きが細かくて感嘆する。
ただ話は子ども向けの単調な感じで途中寝オチしてしまった^^;
日本側が桃太郎以外、かわいい動物さんたちなのに対して鬼側の白人たちはぐにゃぐにゃの醜い人間態という徹底したカリカチュア、そして南の島に着いた日本兵たちが現地の住民たち(これも動物さん)に楽しい感じでカタカナを覚えさせようとする筋立てに戦時中の狂気を見た!