桃太郎 海の神兵の作品情報・感想・評価

桃太郎 海の神兵1945年製作の映画)

製作国:

上映時間:74分

3.3

「桃太郎 海の神兵」に投稿された感想・評価

「戦意高揚を目的に製作されたアニメーション映画。海軍省の後援を得て、制作スタッフ70名、製作費27万円(現在の金額で数億円になる)の破格の条件で製作された日本初の本格的長編アニメーション。」だそう。
しかし、公開されたのが昭和20年の4月ということもありそれほど多くの人が見る機会は無かったそう。

台詞がそれほど多くなく、音楽や歌にのってキャラクター達が動くような演出だったりがディズニー的でびっくり。
米国を打ち破るコトを目的に製作されたアニメが、その米国をお手本にしたのだろうか…?
ラストに登場する敵兵が英語を喋ってたりするし、謎が深まる。

滑らかな動きのアニメーションで見る人が見れば、さすが!と感嘆するのだろうが技術的なことはよく分かりません。
misaki

misakiの感想・評価

3.0
戦争中の日本プロバガンダ映画。
可愛らしさと、戦争中とは思えないハイクオリティアニメ。
小さい頃に見てたら、洗脳されてるだろうなぁ
にく

にくの感想・評価

3.5


やっぱ、平成に生まれて日本で育ったことが1番のコンプレックス
他にも認められへんところはあるけど。
Iri17

Iri17の感想・評価

3.0
国威発揚のプロパガンダ映画であり、軍国主義と人種的偏見に溢れている不愉快な映画だったが、戦時中の日本のアニメーション技術の高さに驚く。この時代はウォルト・ディズニーが『白雪姫』や『ピノキオ』が作っていたと記憶しているが、作画や動きに関しては引けを取らない。

それにしてもストーリーの下劣さと表情の不気味さは不愉快だった。やっぱり汚らしい軍部が主導するとああいう表情になるんだろうか。
hideharu

hideharuの感想・評価

2.6
2018.6.14 DVDで鑑賞。
今回、イギリス版のDVD&ブルーレイのコンボ版を購入して見ました。イギリスでこんな作品が発売されるのにも驚きですがカンヌのクラッシックコレクションに選ばれているのにもビックリ。

昭和19年12月完成、公開は翌年の4月というまさに終戦間近。
海軍省が後援した戦意高揚アニメ映画で日本初の長編アニメーションらしいです。「白蛇伝」じゃないんですね。

桃太郎以外のキャラは動物です。犬、猿、キジは勿論ですがそれ以外にも熊やらウサギなども出てきます。
まずは出兵前の里帰りの描写からはじまり、南の島と思われる場所で基地を作り、現地人に日本語を教え、そしていよいよ鬼ヶ島に奇襲をかける。
鬼=白人で途中いかに白人が東南アジアの国を騙して搾取していたかを子供にも分かりやすく説明しています。
敗北した鬼たちが桃太郎から尋問を受けますが姿かたちは白人でも頭に角があります。
その頃、日本では子供たちが次なる兵士になるため訓練を受けてましたとさ。

やたらと態度のデカい桃太郎には違和感が感じられます。

すでに8年前にディズニーの「白雪姫」がアメリカでは公開されていることを考えればこちらはあまり良い出来とは言えないものの終戦間際の物資の不足している中で制作されたと考えれば仕方がないのかなぁと。
当時の、子供達が この作品を観て 大きくなったら立派な兵隊さんになりたい なるんだ❗❗とか思いながら見てたのかと思うと心苦しい。色々と考えさせらるアニメでした。出てくるキャラクター達は 可愛いのに😅
nori007

nori007の感想・評価

5.0
終戦間際の焼け野原に残った映画館で公開された日本初の長編アニメ映画。当時の制作環境は人員も徴兵され、フィルムも無く、絵を描く紙すら困窮し、度々空襲にもあいながら作られた魂の映画。これは瀬尾光世氏、政岡憲三氏の持てる技術を総動員して作られた作品である。そこに描かれるのは動物たちのミュージカル。そこに桃太郎が登場し、白人に侵略された島を開放しに向かう。そこにはかわいい動物たちや精巧な航空機。今につながる日本アニメらしさがすでに確立されている。

本来であるなら敗戦後のGHQの命令により、焼却処分されてしまっていた作品であるはずなのだが奇跡的に倉庫から見つかった、まさに幻の作品なのだ。現在こうして見られることに感謝。
色々と衝撃&貴重な作品。桃太郎がまさかの軍事プロパガンダ映画になってるとは...。

「アイウエオの歌」が脳内ループして頭から離れない😄
キャラクターデザインとか時代背景的なものは置いておくとして完成度がかなり高い。
降下作戦のシーンとか普通に泣きそうになる。
今の時代に見ると、殖民の歴史を感じる。
アジアを日本がどのように見ていたか、どのように見させるためにこのアニメを制作したか。

かわいくも、重く受け止めるべき、日本の歴史。という意味のスコア。

歌がトラウマ。一度聴いたら頭から離れない。これこそがプロパガンダ。
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