ビフォアサンライズ、サンセットが好きな方にとって、現実を突きつけられる作りにはなっているから、映画にはせめて夢を見させてほしいという人にはお勧めできないかもしれないけれど、
二人が口論になったときの描写が、言語学で学んだ男女のミスコミュケーション構造そのものだったのが非常に興味深かった。男性は理性的”rational”に話すのに対して、女性はひどく感情的”emotional”になる構図が面白いほど描かれていた。
ラストシーン、ビフォアサンライズのなかで喫茶店で電話ごっこする二人を彷彿とさせたな。