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ワールド・ウォーZのRのネタバレレビュー・内容・結末

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

自宅テレビで友人1人と鑑賞。

国連を辞め、家族と平穏な日々を送っていたジェリー・レイン(ブラッド・ピット「マネーボール」)いつものように、車で娘を学校に送り届けようとすると、渋滞に巻き込まれる。すると、突如前方にいた人々がこちらに向かって逃げ惑う姿を目撃する。異変を察知したジェリーは家族と共に逃亡する。その頃、世界各地では人々を凶暴化させる疫病が爆発的に流行していた。

※ネタバレしてます

金ローにて鑑賞。
日テレ目の付け所がイイね!!
ゾンビものでブラピ主演ということで見ごたえあるし。

つか、おかしいなぁ。これ、すっげえ面白いと思うんだけど向こうでは評価が低いし、秘宝ではその年のはくさいアワード受賞してたし…。

確かにツッコミ所もあるけど、それ含めて愛すべきゾンビ映画だ。

あ、言ってしまった…。そうZはゾンビです笑公開前は隠してたんだよね、ゾンビは客入らないから笑そこもおかしい!!堂々とゾンビを主張しようではないか!!

物語はブラピ演じるジェリーが疫病の原因と治療法を解明するため、韓国、イスラエル、カナダを奔走する姿を描くんだけど、なにしろゾンビ(今回はロメロタイプでなく、疾走タイプ)が全力投球なもんで、音がすれば力いっぱい襲いかかってくるもんだから、各地で命からがら笑

特質すべきは予告でも売りになったゾンビが壁に向かってよじ登る様だろう。
物音一つでむしゃぶりついてやろうとするゾンビの勢いがよくわかる、しかも感染したら13秒でゾンビに変わるもんだから、増殖率も半端ない!!

けど、対するジェリーも有能な元国連職員だけあってケースバイケースの対応が素早い!!感心したのが、娘が持っていたサブウェイ・サムという数字をカウントする声が出る人形を使って感染から疾病するまでの時間をカウントする場面、逃げ惑う中での冷静な判断に痺れた。あと、逃げる中で噛まれないように雑誌を腕に巻いたり、負傷した女性兵士のために飛行機に乗り込んだ瞬間に救急セットを片手で取るところとか、主人公にしてもそりゃ頼りにされるし、生き残るわって説得力があった!

それに引き換え、各地の人々はことごとくジェリーの足を引っ張る!!韓国では疫病治癒の要、人類の希望となる科学者がゾンビにびびって足を滑らして死亡というスペランカーかよ!!っていう出落ちな死に方するし、イスラエルでは折角壁の中に避難したのに宗教歌を歌って、前述のゾンビタワーで入り込まれちゃうし、WHOでは、一緒に乗り込んだ職員が疫病のウィルス保管エリアでバールを角に当ててゾンビに気づかせた挙句、先に逃げ帰っちゃうし、全体的にゾンビよりも障害になるのが面白い!しかも、故意じゃないってのがタチが悪い笑

それでも、最終的にジェリーは勝ち取る、ゾンビから逃れる術を!このシーンを見た後はペプシが無性に飲みたくなる。つか、ここ一見するとペプシ飲むとゾンビ避けられます〜て見えて企業CMに使えそうだな笑

物語はゾンビワクチンを得ても紛争は激化。ゾンビ戦争が勃発した所で終わる。2017年公開の続編も楽しみだ。


イスラエルで出会った坊主の女兵士はゾンビ戦争終結後、退廃した世界の中でフィリオサ隊長になりましたとさ〜。
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