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共喰いのAMのレビュー・感想・評価

共喰い(2013年製作の映画)
3.6
菅田将暉が本格的にブレイクしだした頃の作品というのは知っていて、原作を読んで、すごい役をやったんだなあと思った。で、観た。主人公の生々しい感じをよく体言していると思う。「危ない目をしている」と言われる時の目が本当に危ない。光石研は薄汚い父親役が本当に似合う。あと、ロケーションが素晴らしい。海水が入ってくる、泥の堆積した汚い川と橋の感じがぴったりだった。原作は刑務所のシーンで終わるので、その後が蛇足に感じられた。「また同じことを繰り返すかもしれない」でなく「同じことを繰り返す」と監督の解釈が入っている。
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