このレビューはネタバレを含みます
2004年のスマトラ沖地震での、実話を基にした作品。
津波が画面に初登場してからずっと、この実際にあったとは思えないレベルの災害への恐怖が止まらなかった。これはたしかにインポッシブル……それを残酷なまでにリアルに描き出している本作。登場人物たちと一緒になって散々ハラハラしまくって、見終わったあとめちゃくちゃ疲れた……
奇跡極まりない話だけど、ひとりひとりの行動を思い返すとそのそれぞれが不可欠な行動で、結果も必然性があるような気もしてくる。ひとりひとりの、というか、もうすべて人の、というのかな。
ラストシーン、離陸前に、それぞれが遺された名前を見るシーン、忘れられないな。