ある家族が体験した実話を元にした映画ということで、凄まじい迫力でした。迫りくる津波、濁流に飲まれる体、届きそうで届かない手。特に濁流の中で木や漂流物に体がぶつかっていくのは痛々しくて見ていられませんでした。
まだ声変わりの済んでいないちびっちゃいトムホランドくんが長男役として大活躍。その小さい手で一生懸命にお母さんを支えようとする姿にうるうるとしてしまいました。
あんな大きな津波が目の前に来た時に逃げられる術なんてなくて、この家族が生き延びられたのは本当に本当に奇跡でしかなかったんでしょうね。日本も地震大国としていつ津波がくるかわからないような島国です。改めて自然の脅威というか、どうしようもない大きな力というものを実感しました。