雨と月

インポッシブルの雨と月のレビュー・感想・評価

インポッシブル(2012年製作の映画)
2.3
2004年のスマトラ島沖地震による津波に巻き込まれたスペイン人一家の実話を基にして作られた映画。

私は涙もろい方だと思う。割とすぐに泣けてしまう。
でも本作品では全く泣けなかった。
前評判として、泣ける、涙がとまらない、久しぶりにこんなに泣いた、と聞いていたから、どこで泣けるんだろう?どこで感動ポイントがくるんだろう?と考えている内に映画が終わって、え?という感だった。
家族の再会シーンで泣けるのだろうか…よく、わからなかった。

本作品の主人公はスペイン人一家である。彼らはバラバラになるが何とか再会し、自分の家へと帰っていく。
被害のない、自分の家へ。そして最善の医療も受けられる。
でも、被災にあった場所で住んでいる人たちに帰る家がない。
この映画では、そんな人たちのことは一切描いていない。
そこがどうも白けてしまったポイントのように思う。

津波のシーンは目を背けたくなるくらいリアルだった…
雨と月

雨と月