風来のリヨナ

ほぼほぼパラノーマルの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

ほぼほぼパラノーマル(2012年製作の映画)
1.0
”かゆみ魔!”

5人のつまらない男女による超常現象調査番組にメンバーの1人がずっと追いかけていた、スモールスクラッチなる未確認生物の情報が舞い込んだ。早速これの取材に赴いた一同はインチキ放題に怪現象を撮影していく…しかし、そこに本当に悪魔が…みたいな。


パラノーマルがアクティビティしそうな面構え…全力で周辺に警戒を促す邦題…モキュの皮を被った他作おちょくり系のホラーコメディ👻

低評価のヘドロの海にていつも軽快にバタフライしている御人が、真顔で陸に上がってきたかと思うと、「こいつやべぇです」と未だ肩に喰らい付いてるそれを地面に叩き付けた作品になります。(彼はまたすぐに海に戻った)

なんでしょうね…最初こそまぁ…(おぅ何も無い『エイリアン・ディスカバリー』系のカス・モキュだな。これなら経験済みだぜ)と軽くいなせてたんですよ。
でもこいつの”力”の本質ってそこじゃなくて、奴とはまた異なる…”何も無い時間が無いのに苦しい”という地獄の持久力から放たれ続ける面白く無さ過ぎるコメディだったんですよね。
それに気付いた時には身体がズタズタ。尺半分くらいにはとっくにこっち死んでるんですけど、スタッフロールまで使って死体を殴り続けてきます。

滑りコメディの乱打は相対性理論に基づいて、引き延ばされる時間は当然無限。お話の意味不明さ、キャラの不快さ、何故か『インセプション』オチをぶち込む面の皮。どこに出しても恥ずかしい劇物です。やっぱ辛ぇわ…

個人的に気に入ったのは、背骨痛め悪魔憑きガールです。
風来のリヨナ

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