風来のリヨナ

呪詛の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.9
ホーホッシオンイー

この度、里子を迎えるらしいルオナンさん。里子…と言いつつ、どうも訳あって施設に預けていた実の娘らしく、同伴している父らしき人の姿もあるけどなにやら複雑な様子。暮らし自体は母娘2人でやっていくっぽい。

そんな娘ドゥオドゥオちゃんを迎えての新生活開始!ところが、初日から窓が割れ、怪音に、謎の声、引っ切り無しの怪現象まみれ。施設にいた頃には無かった問題行動まで出始める娘…これがどうもルオナンさんの過去に何か関わりがあるようで…みたいな。



一時期とても話題になった台湾さんの邪神・邪教・呪いのPOV系ホラー!これは話題になるのが分かる演出の妙と言いますか、いわゆる拡散巻き込み系怪談をうまく映像化できたような、体感型とでも言うべき面白奴ですね。

お話はいずれもルオナンさんの視点で、彼女が我が子を引き取ってから見舞われる呪いの現在編と、その呪いの出自ともなるチェン氏宗家の有する ”絶対に入ってはならない地下道” との関わりを描く過去編が並行するような形式。
どっちも起きてることが怖いし、最終的な悍ましい収束感もいい…心霊調査系若者は例外無くあほ…

特にやっぱり地下道の冒涜的な雰囲気と仏母が…堪らんですね…もう絶対にヤバいもん…この感じ…名前を捧げて10年毎に参る…明らかにおかしいもん…この神仏…良作!

個人的に気に入ったのは、蓮コラのとこ、血を流す天井画、逆・八宝天の手振り、身体にお経書くとこのえっちさです。
風来のリヨナ

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