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夏の終りのmのレビュー・感想・評価

夏の終り(2012年製作の映画)
3.5
@「愛なんかより習慣の方がずっとずっと強いんだから」

@「この部屋、息苦しいのよ!」

満島ひかりさんは日本の女優さんの中で一番好き。
だから、今作を観たくなった。
亮ちゃん(綾野剛さん)とシンさん(小林薫さん)の間で揺れ動く女性の醜さをひかりちゃんが熱演。

不倫。
私は、不倫否定派では無い。
私は人間の心ってひとつじゃないと思っている。
亮ちゃんのセリフにもあったけど、だらしがなくて、淫らかもしれない。
けど、純粋に心だけに従ってもいいんじゃないかな、って思う。

知子が欲求のままに突き進む姿は、本来の人間らしくて、私は好き。
またそれが大好きなひかりちゃんが演じてくれたのが嬉しい。

気怠げなアンニュイな展開が、凄く難解なんだけど、美しかった。
知子のちょっとした表情が豊かで可愛らしい。

瀬戸内寂聴さんは、女だったんだなぁ、と分かった作品。
そして、満島ひかりによる満島ひかりのファンの為の作品。

着物で吸う煙草の美しさを知れた。

いろんな恋愛があって私はいいと思う。
自分を偽るよりその方がいいと私は思う。

ストーリー : ★★★★☆
映像 : ★★★★☆
設定 : ★★★☆☆
キャスト: ★★★★★
メッセージ性 : ★★★☆☆
感情移入・共感 : ★★☆☆☆

cc/だって、愛してるの。
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