このレビューはネタバレを含みます
沖縄県・石垣島を舞台に、サンゴ礁を守るため奔走する若者たちの姿を描いた青春ドラマ作品ということで。印象としては、矢島隆を演じた青柳翔や岸谷博人を演じた田中圭をはじめ、画角に収まるだけで安心して視聴ができる安定感のある演技力が魅力的な、与儀を演じた夏八木勲や島尻洋子を演じた高畑淳子などといったベテラン俳優陣、そして、その中でも異彩を放ち存在感を示していた、木崎豊を演じた池田鉄洋などといったキャスト陣には心惹かれるものを感じましたし、 ダイバーや観光客を魅了し続けている美しい海と自然が広がる沖縄県・石垣島の、『橋の建設計画』が浮上するとある町を舞台に、環境省の自然保護官で正義感の強い主人公・矢島隆ら"サンゴレンジャー"の面々を軸に描かれる物語は、大まかな部分を見れば李闘士男監督作品の『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』を連想させるようなものではあるが、登場人物らのキャラクター性や物語自体も異なりますし、変に意識して視聴する意味はないとは思いますし、全体的にコメディ色が強い作品となっているので何も考えずに気軽に視聴をすることがオススメ。ただ、期待して観るほどのものではないですし、展開としてもありきたりで若干面白みに欠けるので、暇つぶしには最適な作品といったところでしょうかね。あと、青柳翔が無理しているようにも感じました。
