死ねないからって電話ボックスから尾崎を呼び出す心境になんてなるものなのだろうか。
畑の真ん中の道路でなつみが吠えるシーンの「防犯強化地域」って看板は余計だな。
あの状況でビール頼む心境って…。
…とか、思うところ色々だが…なかなか面白かった。
夜の校舎?にムリヤリ連れ込まれたわけではなく、
女友達もいたとはいえ、自ら柵を乗り越えてまで男たちと侵入するあたり、かなり危険度高くてなつみにそこまで同情はできない。
だから不幸ぶってる感じにちょっとだけ思える。
でもエンディングで真木よう子が歌う「幸先坂」という曲を聴くと、なつみはこのあと、不幸ぶるのをやめてほんの少しだけ前向きに生きていく、という方向を選んだのかもしれないと思った。
どう生きるか決めるのはなつみ次第なんだから。
尾崎は、幸せにならないという約束に縛られて不幸のまま生きていくがよい。