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さよなら渓谷のちょのネタバレレビュー・内容・結末

さよなら渓谷(2013年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます


歪な愛なんだと思ったけど、騙された。
確かに歪んでるけど、普遍的な歪みじゃない。

最初は違和感のある夫婦だなと思ってたけど、だんだん過去が分かっていくうちに苦しくなっていった。

償いたい男と憎みたい女。
これは2人の義務で利害が一致してると言えばしてるけど、この感覚は自分には分からない。

だんだん義務ではなく、
愛してはいけない女と許してはいけない男になって行った時は切なかった。

幸せになりかけてるのに、そのまま幸せになればいいのに…
一筋縄ではいかないのは過去の2人が加害者と被害者だからなのかな。

真木よう子がよかった。暗い演技が似合う。
かなこを名乗るなつみの気持ちは本人になってみないと分からないんだろうな。

吉田修一はハズレ無しと思うくらい物語が刺さる。頭の中見てみたい。
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