このレビューはネタバレを含みます
真木よう子ほんと上手い……
過去を忘れられなくて、背負って生きてくしかなくて
でも上手くいかなくて、ひとりぼっちになったところに、
ずっと気にかけてくる人が現れたら…
しかも自分の過去を知ってる人で、絶対的に自分を助けてくれる人で、
そんな人に、心をつい許してしまう葛藤が伝わる演技がすごくてすごくて。
普通に考えたら加害者と暮らすとかいやいや絶対ありえん!って思うのに
なんかわかるかも…って一瞬でも思わせられる。思ってから、あああ…ってなるけど。
かなこは、絶対許せない相手と幸せに暮らしていきそうな自分が許せなかったのかな。許せないと思って嘘ついて貶めようとして、結局助けてしまって…
その葛藤に耐えられなかったのかも。
最後にかかげられる問い、どっちが正解なのか観てる方もわからない。この余韻。胸にきた。。