JackButler

終戦のエンペラーのJackButlerのレビュー・感想・評価

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)
3.6
天皇に戦争責任はあるのか。
終戦直後、マッカーサー率いる占領軍上陸から戦犯を見つけ出すまでの経緯をアメリカサイドから描いた。

天皇を裁くとなると国内情勢が混乱し事態が悪化するというアメリカ側の懸念もあり、この問題は非常にセンシティブであった事がよくわかる。

天皇が開戦に加担したか否かについては証拠が消失しているために定かではないが、それは天皇の側近木戸幸一役の伊武雅刀のセリフに集約されている。

「これだけは申し上げておきたい。確かに陛下は神として崇められていました。だが実際には何一つ自由のない生活を強いられ、役職も形だけのもの。その陛下がこの戦争に終止符を打とうと自ら軍国主義者に立ち向かい、この戦争を終わらせることができたのです。」
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