ナマラマナ

17歳のエンディングノートのナマラマナのレビュー・感想・評価

17歳のエンディングノート(2012年製作の映画)
4.0
不治の病で余計を宣告されていて・・・となると泣くのは必須と思い、ちょっと泣きたい時に観ました。
まずびっくりしたのが、「アイ・アム・サム」の女の子が、こんなティーンになったのねーって(笑)。でも少女時代の面影がたくさんありますねぇ。
ティーンエイジャーって健康だったとしても揺れる年頃で、子供でもないし、大人でもない微妙な時期です。
本人は将来に不安を抱え、でも夢をみて。
そんな時期に末期の白血病で余命を宣告されたら・・・。
彼女はケモテラピーを放棄します。父親は少しでも生きてほしいから戦うことを薦めるんだけどねー。両方の気持ちがわかり心が痛くなります。
もし、これが私の娘だったら・・・どっちを選択するか決めれません。
彼女はやりたいことを壁に書き込み実行していくんだけど。
たばこを吸うとかエチをするとかかわいいことばっかりなんだけどね。
でも、本人自身、やりたいことをやっていったら後悔なく死を迎えれると思っていたけど、やればやるほど生に執着しちゃうようになり、苦しむんです。
その心の動きを、さすが天才子役! 観ていて切なくて心が痛くなりました。
私は子供が親よりも先に死ぬという体験をしているから余計になのかも。
この体験によって死生観がかわったんだけど、自分はいいの。でも子供が先に死ぬのだけはもう2度と起きてほしくないから、本人は苦しむかもしれないけれど、少しでも治ることをするだろうなぁ~と。などなど、考えながら号泣した映画でした。
ナマラマナ

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