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ザ・ワーズ 盗まれた人生のblueのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ワーズ 盗まれた人生(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

知り合いのセルビア人におすすめされた映画です。観た人に解釈をゆだねるタイプの作品でした。

構成が複雑なんですよね。
小説の盗作がベースにあるのですが、物語の中で更に物語が語られる複層構造になっていて、しかもそれらは実際に起きた事なのか、フィクションなのかも謎で。

ローリーを演じたブラッドリー・クーパー、クレイを演じたデニス・クエイド、そして老人を演じたジェレミー・アイアンズ、3人の役者の演技が光りました。

特に盗作した作品を、そうとは知らずに読んだ奥さまが涙を流して感動して、「この作品の中にはあなたの全てが詰まっている」とか言われた時のローリーの表情!

そしてラストでクレイが話していた、現実世界とフィクションは近くにはあるけど、決して交わらないし全然違うものだ、というのが気になります。

難解だけどまた何度でも繰り返して観たくなる、そんな素敵な作品でした。
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