よるこ

ヘンダーソン夫人の贈り物のよるこのネタバレレビュー・内容・結末

ヘンダーソン夫人の贈り物(2005年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

未亡人になったヘンダーソン夫人は色々な趣味を試した結果、劇場を買うことにする。支配人に強気なユダヤ系のヴァンダム氏を雇い、喧嘩しながらも楽しくうかれ、一度は成功するものの、他の劇場に真似され客足は低迷。
夫人はかねてからやってみたかったイギリス初のヌード・レヴューを提案し、動かないという約束で許可を取り付け、空襲下でも人々に夢を与えるため上演し続ける。
しかし、スターのモーリーンが夫人の勧めで付き合った兵隊に妊娠させられた上、戦争が終わったら恋人の下に戻ると言って来て、混乱した彼女は空襲に巻き込まれ命を落とす。ヴァンダム氏に君は現実を分かっていないと言われるが...彼女には女性の裸も見ずに戦争で命を落とした息子がいた。

華やかな歌と衣装のミュージカル舞台と激しくなって行く戦争の対比、富豪夫人のおちゃめなわがままっぷり、彼女の想いが素敵なじんわりくる映画だった。
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