のんchan

25年目の弦楽四重奏ののんchanのレビュー・感想・評価

25年目の弦楽四重奏(2012年製作の映画)
4.3
シニア物を探している時、クリストファー・ウォーケンの名を目にし、ただそれだけに釣られて観た音楽ドラマ🎶

クラシック音楽はさほど好みでもないし、あんまり演奏ばかりだと飽きるかな?と要らないイメージは見始めた時から吹っ飛んで、凄く好みな内容だった🌟
Filmaスコア低めだけどオススメしたい🌈

キャストが凄〜くイイのです✨
みんな一応、演奏家に見せてるところは、キャリアを積んだ名俳優たちの演技の素晴らしさ(演技って解るけどそれでもok)
脚本が出来過ぎ感はあるものの、しばしメロドラマ風な世界にもハマって観て欲しい💓

世界的に有名な弦楽四重奏団"フーガ"の面々は、第1ヴァイオリンのダニエル(マーク・イヴァニール)第2ヴァイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)ヴィオラのジュリエット(キャサリン・キーナー)そして、チェロのピーター(クリストファー・ウォーケン)で成り立つ結成25年のベテラングループ。

この4人の関係が絡み合って行くのだが、25周年コンサートを目の前にし、リーダー格のピーターにパーキンソン病が発症する。
ロバートとジュリエットは夫婦だが、その関係が悪化していく。ロバートは妻から愛されていないと感じながら暮らして来ている。その娘のアレクサンドラはダニエルからヴァイオリンを学んでいるが、やがてダニエルと恋仲になっていく。さらに、ダニエルは若い頃にジュリエットと愛し合っていたという...

こんがらがってい絡まり続ける🧶のような関係性は元に戻すことが出来るのか?
コンサートが近づく。さまざまな愛憎が表面化する。今まで完璧だったアンサンブルが崩れ始める...
途中ももちろん耳障りの良い高尚なクラシックが聴けるが、演奏はラストコンサートでしっかり表現される♬🎶


ウォーケンさんは言わずもがな👏
フィリップ・シーモア・ホフマンは亡くなる2年前の作品。この役も彼ならではの悲哀と優しさが巧い。一発ダニエルを殴る👊シーンは見もの。
キャサリン・キーナーも好きだな〜❣️

音楽、夫婦、母娘、病気、イケナイ関係...
そして、台詞の会話センスがとってもイカしてる💫
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