ヘルマザ

セデック・バレ 第一部 太陽旗のヘルマザのレビュー・感想・評価

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最高に尽きる。
最初は展開までが長いなと思ったが、セデック族が決起するまでの鬱憤がフツフツと溜まって来たところに一気にクるのでとても気持ちがいい。

日本と台湾の二つの視点から描く事によって心理描写が複雑になり、物語も重厚なものになってる。

また、画がカッコよすぎる。
鬱蒼と茂る森の中で縦横無尽に飛びながら戦うという難しいシーンなのに、位置や動きがハッキリ見え、かつ野蛮のカッコ良さと自然の美しさを感じさせる素晴らしい画作りだった。