調伏系V魔虚羅

ポゼッションの調伏系V魔虚羅のレビュー・感想・評価

ポゼッション(2012年製作の映画)
3.0
3か月前に妻と離婚したクライドは、週末に2人の娘と過ごすのを楽しみにしていた。だがある日、ガレージセールで古めかしい木箱を買ってからというものの、次女のエミリーの様子が一変してしまう。エミリーはまるで箱に取りつかれたようになり、徐々に異常な振る舞いがエスカレートしていくのだった。

2004年に「Los Angeles Times」に掲載された都市伝説を基に、内に恐ろしい“何か”が潜んでいる娘の周囲で起こる奇怪な現象の恐怖と家族関係の破壊と修復を巧みに描く。怖さはかなり控えめだが、普遍的な家族愛を悪魔祓いと並行して描写する展開の上手さと悪魔のビジュが良い感じに気持ち悪くて最高。変にゴア描写がある訳でもない、サム・ライミ印の正統派ホラー。こういうのでいいんです。
調伏系V魔虚羅

調伏系V魔虚羅