もともとは違う映画を観るつもりで映画館に行ったら見慣れないポスターがあって
なんだか渋そうな映画だけど誰がつくってるのとクレジット見たら
脚本:ニックケイブ
と。
ここでエリジウムとはサヨウナラ。単なるファン心理での鑑賞となりました。
で、実際のところは、
血と酒と暴力の匂いがプンプンするぜェェェーッ!と、なぜかスピードワゴン風に絶叫せずにはいられない、じつにニックケイブらしい禁酒法時代の男たちの物語でした。
そしてビックリするくらい豪華なキャスティング。
音楽の世界で独自の地位を築いている彼が映画の世界でこれほどの活躍をしていたのが何より嬉しく、これは個人的嗜好で逆に喩えるとアンドリューニコルがガタカ的なレトロフューチャー感あふれるジャズアルバムを発表したかのような、なんとも素敵な他流試合での猛者っぷりに出会えた喜びを味わえたのでした。